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九州電力の出力制御とは?家の太陽光(10kW未満)は対象?
九州電力の出力制御とは?家の太陽光(10kW未満)は対象?

「九州電力の出力制御」は、九州で太陽光などの発電が多くなりすぎたときに、発電する量をおさえる仕組みです。ニュースで「出力制御が増えている」と聞いて、家の太陽光も止められるのではと心配になる方もいるかもしれません。

結論から言うと、住宅用(10kW未満)の区分の太陽光は、国の審議会の整理で「当面の間、出力制御の対象外」とされています。九州電力送配電も、よくある質問で同じように説明しています。

この記事では、出力制御とは何か、家庭の太陽光が対象になるか、九州電力送配電がどう説明しているかをまとめます。

出力制御のしくみ。電気は使う量と発電する量を常に一致させる必要がある。再エネの発電が多いときは火力発電の出力を最低まで下げ、揚水運転などで調整する。それでも発電が余るときに再生可能エネルギーの出力制御を行う。10kW未満の太陽光は当面の間、出力制御の実施の対象外

出力制御とは

九州電力送配電は、出力制御を「電気を使う量と発電する量(需要と供給)を合わせるために、発電する量(供給)をコントロール(制御)すること」と説明しています。再生可能エネルギーの発電所だけでなく、火力発電所などを含めて行っているものです。

資源エネルギー庁の「FIT・FIP制度ガイドブック」(2026年度版)では、次のように説明されています。

  • 電気は、使う量と発電する量を常に一致させる必要がある
  • 再生可能エネルギーの発電が多いときは、火力発電の出力を最低まで下げ、揚水式の水力の揚水運転などで調整する
  • それでも発電が余るときは、停電などを避けるために、再生可能エネルギーの出力制御を行う必要がある

家庭の太陽光(10kW未満)は対象?

「当面の間、出力制御の対象外」

ガイドブックでは、太陽光・風力の発電設備は出力の大きさに関係なく原則すべてが出力制御の対象になるものの、10kW未満の太陽光の設備については、当面の間、出力制御の実施の対象外とされています。

九州電力送配電のよくある質問でも、10kW未満の太陽光は、国の審議会で引き続き「当面の間、出力制御対象外」として整理されている、と説明されています。

同じよくある質問では、10kW未満(余剰買取)の太陽光のうち、2015年(平成27年)3月31日までに申し込まれた設備は出力制御の対象外とされています。それより後に申し込まれた設備は、出力制御機能付きのパワコンを付ける区分になっていますが、10kW未満の太陽光は当面の間、出力制御の実施の対象外とされている点は同じです。

九州電力送配電の説明での順番

九州電力送配電は、出力制御の進め方の説明で、10kW以上の制御を行ったうえで、それでもなお必要な場合に、10kW未満の発電所についても出力制御を行うものとする、としています。家庭の太陽光は、出力制御の順番では10kW以上の発電所のあとに位置づけられています。

区分九州電力送配電・国の整理(要旨)
10kW未満の太陽光当面の間、出力制御の対象外。10kW以上の制御を行ったうえで、それでもなお必要な場合に出力制御を行うものとする
10kW以上500kW未満の太陽光(旧ルール)当面の間は対象外とされてきたが、2022年12月以降、新たに出力制御の対象になった

※九州電力送配電「再エネ出力制御について」・よくある質問、資源エネルギー庁「FIT・FIP制度ガイドブック 2026年度版」より(2026年10月確認)

出力制御の対象の範囲。10kW以上の太陽光などは出力制御の対象で、旧ルールの10kW以上500kW未満も2022年12月以降に対象になった。10kW未満の太陽光は当面の間、出力制御の対象外。九州電力送配電の説明では、10kW以上の制御を行ったうえで、それでもなお必要な場合に10kW未満も対象とするもの

出力制御のお知らせと実施状況

九州電力送配電は、よくある質問で、出力制御の実施予告や実施結果は同社のホームページに掲載している、としています。載っているのは、ホームページの「でんき予報」にある「再生可能エネルギー出力制御見通し」です。九州本土と離島ごとに、出力制御の見通しが載っています(2026年10月確認)。

九州電力送配電は、2022年12月以降の実施方法として、九州本土の太陽光発電所については、基本的には遠隔で制御できる発電所(オンライン発電所)の出力制御だけを行う、としています。そのうえで、ゴールデンウィークや年末年始など、電気を使う量が少なく太陽光の発電量が多い時期に、オンライン発電所だけでは制御量が足りない場合は、旧ルールの500kW以上のオフライン発電所(遠隔では制御できない発電所)を現地操作などで制御することがある、と説明しています。いずれも10kW以上の発電所の話で、10kW未満の家庭の太陽光は、先に書いたとおり当面の間、出力制御の実施の対象外です。

家庭でできること

10kW未満の家庭の太陽光は当面の間対象外ですが、昼に発電した電気を家で使う(自家消費する)ことは、余った電気を売るのとは別の選択肢です。たとえばニチコンは、単機能の蓄電システムについて、今ある太陽光と組み合わせれば、昼に発電した電気をためて夜に使えると説明しています。

買取期間が終わったあとの売電先と、蓄電池の考え方は、こちらで解説しています。

→ 卒FITとは?11年目以降の売電価格と蓄電池の判断基準

→ 九州電力の卒FIT買取は7円/kWh|売電先の選び方

省エネ相談室では、ご家庭の電気の使い方をうかがい、太陽光・蓄電池の無料のシミュレーションをしています。お気軽にご相談ください。

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よくある質問

家の太陽光も、九州電力の出力制御で止められますか?

10kW未満の太陽光は、国の審議会の整理で「当面の間、出力制御の対象外」とされています(資源エネルギー庁のガイドブック・九州電力送配電のよくある質問)。九州電力送配電は、10kW以上の制御を行ったうえで、それでもなお必要な場合に10kW未満についても出力制御を行うものとする、としています。なお、2015年(平成27年)4月以降に申し込まれた10kW未満の設備は出力制御機能付きのパワコンを付ける区分になっていますが、この場合も当面の間、出力制御の実施の対象外です。

出力制御のお知らせは、どこに載りますか?

九州電力送配電は、出力制御の実施予告や実施結果を、同社のホームページ(でんき予報>再生可能エネルギー出力制御見通し)に掲載している、としています。

まとめ

  • 出力制御とは:電気を使う量と発電する量を合わせるために、発電する量をおさえること
  • 家庭の太陽光(10kW未満):当面の間、出力制御の対象外(国の審議会の整理)
  • 順番:10kW以上の制御を行ったうえで、それでもなお必要な場合に10kW未満も対象とするもの(九州電力送配電)
  • お知らせ:実施予告や実施結果は、九州電力送配電のホームページ(でんき予報>再生可能エネルギー出力制御見通し)に載る

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