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エコキュートは昼に沸かす?太陽光・蓄電池がある家の考え方
エコキュートは昼に沸かす?太陽光・蓄電池がある家の考え方

エコキュートは、ふつうは電気の安い夜間にお湯を沸かします。一方で、太陽光発電がある家では、昼の余った電気でお湯を沸かすという考え方もあります。蓄電池もある家では、夜間に蓄電池を充電する時間と、エコキュートが沸き上げる時間の関係も気になるところです。

省エネ相談室のアンケートでも、不安・不明点として「蓄電と売買電のバランス(エコキュートの運転時間帯)」と書いてくださったお客様がいました。

この記事では、太陽光・蓄電池がある家で、エコキュートの沸き上げの時間をどう考えるかを、メーカーと電力会社の資料をもとにまとめます。

エコキュートを夜に沸かす場合は夜に電力会社から電気を買って沸かし、昼の余った電気は売る。昼の余った電気で沸かす場合は太陽光の電気をお湯にして使う

昼に沸かすと何が変わる?

余った電気を「売る」か「お湯にして使う」か

太陽光の余った電気は、売ることもできますし、家で使うこともできます。昼にエコキュートで沸き上げると、余った電気をお湯をつくるのに使うことになり、その分、売る電気は減ります。

どちらが得かは、蓄電池の運転モードと同じく、余った電気を売る単価と、夜に沸かすときに買う電気の単価の比べ方で考えます。たとえば、買取期間が終わったあとの九州電力の買取単価は7.00円/kWh(税込)です。買取期間が終わって売電の単価が下がると、売るより自分で使うほうが、1kWhあたりの価値が大きくなりやすくなります。

蓄電池の運転モードの考え方は、こちらで解説しています。

→ 蓄電池の運転モードはどれがいい?グリーンと売電の選び方

昼に沸かすには、余った電気が足りている必要がある

三菱電機は、太陽光発電を使って沸き上げるには、余った電気が、エコキュートのわき増しに使う電気を上回る必要があるとしています。必要な余った電気の目安は次のとおりで、季節や外気温で変わる参考値とされています。

エコキュートのタンク必要な余った電気の目安
300L・370Lタイプ約1.5kW以上
430L・460Lタイプ約2.0kW以上
550Lタイプ約2.5kW以上

※三菱電機の「お天気リンクEZ」の説明より(2026年10月確認)。余った電気が足りないときは、太陽光との連携は動かないとされています

天気の悪い日や、昼に家で電気をたくさん使う日は、余った電気が足りないことがあります。昼の余った電気がどれくらいあるかは、太陽光のモニターやリモコンの売電量で確かめられます。

エコキュートの機能で、昼の沸き上げを使えるか確かめる

エコキュートには、太陽光発電と連携して沸き上げの時間を変える機能を持つ機種があります。たとえば三菱電機の「お天気リンクEZ」は、インターネットから天気予報を取得し、翌日が「晴れ」の予報なら夜間の沸き上げを自動で減らし、日中に沸き上げることで、太陽光の余った電気を使う機能とされています。

ただし、三菱電機は次のことも書いています。

  • 使うには、無線LANアダプター搭載のリモコンセットなどの機器の購入、専門業者の工事、インターネットの接続、専用アプリとお客様による設定が必要
  • 天気予報が外れた場合は、昼の電気で沸き上げることになり、買う電気が増える場合がある
  • 機能の有無によらず、お湯が足りなくなると予測されるときは、昼にわき増しをする

お使いのエコキュートに、昼に沸き上げる設定や太陽光と連携する機能があるかは、機種によって違います。取扱説明書で確かめるか、メーカーに確かめてください。

蓄電池がある家は、夜間の充電時間と重ならないように

蓄電池がある家では、蓄電池を夜間に充電する設定にしていることがあります。ニチコンの単機能蓄電システム(16.6kWh)のよくある質問では、エコキュートが動く深夜帯などに、蓄電池の充電時間帯が重なると、充電に時間がかかったり、満充電にならなかったりする場合があるとされています。

エコキュートの沸き上げの時間と、蓄電池の充電の時間は、どちらか一方だけで決めずに、両方を並べて決めましょう。

決めること確かめる場所
エコキュートの沸き上げの時間エコキュートのリモコン・取扱説明書
蓄電池の充電の時間と運転モード蓄電池のリモコン・取扱説明書
昼の余った電気の量太陽光のモニター・リモコン(売電量)
電気料金のプランと時間帯電力会社の契約内容
太陽光・蓄電池・エコキュートがある家の1日の使い方の例。昼は太陽光の電気を家で使い、余った電気でお湯を沸かし、蓄電池に貯める。夜は蓄電池の電気を家で使う

電気料金のプランも確かめる

電気料金のプランによって、時間帯ごとの単価が違います。九州電力には、エコキュート(ヒートポンプ給湯機)・蓄電池・電気自動車を使って、電気を使う時間を昼(毎日10時〜16時の「おひさまタイム」)に移せる家庭を対象にしたプラン(おひさま昼トクプラン)があります。プランの条件や単価は九州電力の案内で確かめ、今のプランと比べてから決めましょう。

省エネ相談室では、ご家庭の電気の使い方をうかがい、太陽光・蓄電池の無料のシミュレーションをしています。エコキュートを含めた時間の使い方についても、お気軽にご相談ください。

無料相談・お見積りはこちら

よくある質問

太陽光があるなら、エコキュートは昼に沸かしたほうがいいですか?

余った電気を売る単価と、夜に沸かすときに買う電気の単価で変わります。買取期間が終わって売電の単価が下がると、昼の余った電気でお湯をつくるほうが得になりやすくなります。ただし、昼の余った電気が足りないと沸き上げに使えないため(三菱電機の目安:300L・370Lタイプで約1.5kW以上)、モニターで売電量を確かめましょう。

蓄電池の充電とエコキュートの沸き上げが重なるとどうなりますか?

ニチコンの単機能蓄電システムのよくある質問では、エコキュートが動く深夜帯などに蓄電池の充電時間帯が重なると、充電に時間がかかったり、満充電にならなかったりする場合があるとされています。

今のエコキュートで昼に沸き上げできますか?

機種によります。太陽光と連携する機能を使うには、機器の追加や工事、インターネットの接続が必要な機種もあります。取扱説明書かメーカーで確かめてください。

まとめ

  • 昼に沸かす=余った電気をお湯にして使う:売電の単価が下がると得になりやすい
  • 余った電気が足りていることが前提:三菱電機の目安は300L・370Lタイプで約1.5kW以上(参考値)
  • 機能は機種しだい:天気予報で夜の沸き上げを減らす機能(三菱電機の例)。予報が外れると買う電気が増える場合も
  • 蓄電池がある家は時間を並べて決める:深夜の充電と沸き上げが重なると満充電にならないことも
  • 電気料金のプラン:昼の単価が割安なプランもある(九州電力の例)

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