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ネクストエナジーの太陽光パネルの特徴と保証|福岡の施工事例
ネクストエナジーの太陽光パネルの特徴と保証|福岡の施工事例

ネクストエナジーの太陽光パネルを見積もりで勧められた。名前はあまり聞かないけれど、どんな会社で、保証はしっかりしているのか。そう感じて調べている方も多いのではないでしょうか。

ネクストエナジー(ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社)は、長野県に本社を置く太陽光発電の会社です。住宅用の太陽光パネル(太陽電池モジュール)を自社ブランドで出しています。この記事の要点は次のとおりです。

  • 会社:2003年創立。本社と商品技術センターは長野県駒ヶ根市。福岡市にも営業所がある
  • 住宅向けのパネル:2026年11月時点の製品サイトに8型番。460W級の高出力タイプのほか、小さなパネルを組み合わせるタイプ、反射を抑えた防眩タイプ、台風・積雪に強い高耐荷重タイプがある
  • 保証:主な型番のカタログでは、製品保証15年・リニア出力保証30年・経済損失補償10年の3本立て。ただし経済損失補償は売電収入だけが対象など、条件がある
  • 省エネ相談室での取扱い:省エネ相談室でもネクストエナジーの太陽光パネルを取り扱っています。福津市のお宅にNER108M460B-NE(460W)を20枚、合計9.20kWを設置した施工事例があります

この記事では、ネクストエナジーのパネルの種類と特徴、保証の中身と条件を、メーカーのカタログと製品サイトをもとに解説します。あわせて、福岡での施工事例と、選ぶ前に確かめておきたい点をまとめました。

ネクストエナジーの住宅用パネルの保証3つ。製品保証15年(納入後15年以内に瑕疵が見つかった場合、無償で修理または同等の製品と交換)。リニア出力保証30年(1年目は公称最大出力の99%、2年目以降は毎年0.4%ずつ下げ、30年目は87.4%)。経済損失補償10年(同社独自。最大6か月分を補償。対象は売電収入だけで、自家消費の分は対象外)。NER108M465B-BEは毎年0.35%・30年目88.85%。型番で保証が違う場合あり

ネクストエナジーはどんな会社?

長野県に本社がある太陽光発電の会社

会社の公式サイトに載っている概要は次のとおりです。

項目内容
社名ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社
創立2003年12月
本社・商品技術センター長野県駒ヶ根市
そのほかの拠点東京本社(東京都新宿区)、大阪・名古屋・福岡の各営業所
福岡営業所福岡市博多区博多駅前(2019年4月開設)
従業員数229人(2026年6月30日現在)

出典:ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社「企業情報」(2026年11月確認)

住宅用の太陽光パネル・パワーコンディショナ(パワコン)・蓄電システムのほか、産業用の太陽光発電、使い終わった太陽光パネルのリユース(再利用)なども手がけています。沿革によると、2024年8月に太陽電池モジュールの出荷量が累計2GW(ギガワット)を超えました。

「国産」かどうか

ネクストエナジーは日本の会社で、住宅用の総合カタログでは自社を「国内メーカー」と説明しています。一方、パネルをどの国の工場で作っているかは、今回確かめた住宅用の総合カタログと製品ページには、記載が見当たりませんでした。

カタログでは品質の確かめ方として、現地の工場で全数を検査したあと、日本国内でもその検査データをすべて確認する「二重のチェック」を行っていると説明しています(一部の製品を除く)。出回っている製品から抜き取って定期的に検査していることも書かれています。製造国が気になる方は、見積もりの段階で販売店に確かめるのが確実です。

住宅向けの太陽光パネルの種類

ネクストエナジーの製品サイトに載っている住宅向けのパネルは、2026年11月時点で次の8型番です。

タイプ型番公称最大出力変換効率大きさ(mm)重さ
高出力NER108M465B-BE465W23.2%1134×176219.3kg
高出力NER108M460B-NE460W23.0%1134×176220.0kg
コンパクト(メイン)NER052M240F-NG240W21.7%768×143512.2kg
コンパクト(サブ)NER028M130F-NG130W21.1%768×8007.2kg
防眩「墨黒」(メイン)NER052M235F-NGAG235W21.3%768×143512.2kg
防眩「墨黒」(サブ)NER028M125F-NGAG125W20.3%768×8007.2kg
高耐荷重NER096M455F-NGH455W22.7%1134×176222.0kg
両面発電NER108M460B-NED460W23.0%1134×176222.0kg

出典:ネクストエナジー 製品サイト「住宅向け 太陽電池モジュール」と各型番の製品ページ(2026年11月確認)。厚さはどれも30mm

高出力タイプ(465W・460W)

1枚で460W前後を出す、大きめのパネルです。なお、2026年版の住宅用総合カタログでは、NER108M460B-NEに「在庫限定品」と表示されています。NER108M460B-NEの製品ページによると、N型のTOPCon(トップコン)と呼ばれる種類のセル(発電する部品)を使っています。メーカーは、同社の従来のP型セルのパネルと比べて変換効率が高く、年数がたったときの出力の落ち方が小さいこと、夏の暑い時期や曇りの日の発電に強いことを特長に挙げています。

屋根の面積がある程度あり、少ない枚数で容量を確保したいお宅に向くタイプです。

コンパクトタイプ(240W+130W)

大小2種類のパネルを組み合わせるタイプです。カタログでは「日本の屋根事情を考慮したコンパクト設計」とされ、メインとサブを互い違いに並べる千鳥配置で、屋根の端まで無駄なく載せられると説明されています。

寄棟屋根のように三角形や台形の面がある屋根、面積が小さい屋根では、大きなパネルだけだと隙間が残りがちです。小さいパネルを組み合わせると、載せられる枚数が増える場合があります。

防眩タイプ「墨黒」(235W+125W)

コンパクトタイプと同じ大きさで、ガラスの表面に細かな凹凸をつけて反射を抑えた「防眩(ぼうげん)」仕様のパネルです。カタログでは、反射光がまぶしい「光害」のおそれを抑え、これまで避けることが多かった屋根の北面にも設置を検討できるとしています。

ただし、カタログには「北面は他の面に比べて発電量は低下します」「完全に反射光をなくすものではありません」とも書かれています。北面に載せるかどうかは、発電量のシミュレーションで確かめてから決めましょう。

高耐荷重タイプ(455W)

表面にかかる荷重(積雪と風)で最大8000Pa、裏面にかかる風の荷重で最大4000Paに耐える設計のパネルです(メーカー指定の方法で設置した場合)。他の住宅向けの7型番は、表面5400Pa・裏面2400Paです。

Pa(パスカル)は面にかかる力の単位で、8000Paは1㎡あたり約820kg、5400Paは約550kgの重さがかかった状態に当たります。カタログでは、多雪地域や沖縄地方などの台風が多い地域に向くとされています。

台風のときの太陽光パネルの被害と備えは、こちらで解説しています。

→ 太陽光パネルは台風で飛ぶ?強風の被害例と台風前後の備え

両面発電タイプ(460W)

表面だけでなく、裏面でも発電できるタイプのパネルです。

型番の読み方

型番の「460」「240」などの数字は、1枚あたりの公称最大出力(W)です。合計の容量は「出力×枚数」で計算できます。たとえば460Wのパネルを20枚なら、460W×20枚=9,200W=9.20kWです。

パネルの組み合わせ方の模式図。高出力タイプ(大きなパネル)だけだと屋根の端に載せきれない隙間が残りやすい。コンパクトタイプはメインとサブの大小のパネルを互い違いに並べる千鳥配置で、屋根の端まで載せられる。実際の寸法・枚数・配置は屋根の形で変わる

保証の中身と、確かめておきたい条件

3つの保証

ネクストエナジーの住宅向けパネルのカタログでは、保証は次の3つが柱です。

保証期間内容
製品保証15年納入後15年以内に製品の瑕疵(欠陥)が見つかった場合、無償で修理または同等の製品と交換
リニア出力保証30年1年目の保証値は公称最大出力の99%。2年目以降は毎年0.4%ずつ下げた値を保証し、30年目は87.4%。これを下回った場合に無償で修理または交換
経済損失補償(同社独自)10年パネルの不具合や出力の不具合で生じた経済的な損失を、最大6か月分補償

出典:NER108M460B-NE 製品パンフレット(2025年2月版)・住宅用総合カタログ2026

高出力タイプのNER108M465B-BEだけは、2年目以降の下げ幅が毎年0.35%で、30年目の保証値は88.85%です。

なお、型番によって付く保証が違う場合があります。両面発電タイプ(NER108M460B-NED)の製品パンフレットに載っている保証は製品保証15年とリニア出力保証30年の2つで、経済損失補償の記載はありません。どの保証が付くかは、型番ごとに保証書で確かめてください。

経済損失補償は「売電収入」が対象

経済損失補償は、ネクストエナジーが独自に設けている補償です。カタログでは、次の2つの場合の経済的な損失を、最大6か月分補償するとしています。

  • 不具合が起きた太陽光パネルが原因の経済的な損失
  • 出力が保証値を下回ったことで生じた、売電収入の経済的な損失

注意したいのは、補償の対象は売電収入(FIT=固定価格買取制度で電力会社に売る分)だけで、自家消費の分は対象外という点です。また、パネル単体にかかる補償で、太陽光発電システム全体の保証ではありません。

撤去・再設置の費用をメーカーが負担する場合も

住宅用総合カタログでは、保証期間内に同社製のパネルの瑕疵が原因で不具合が起きた場合、調査費・運送費・撤去や再設置にかかる費用などをメーカーが負担すると説明しています。屋根の上のパネルを交換するには足場や取り外しの工事が要るため、この点は安心材料になります。

ただし、カタログには「不具合の発生原因、調査結果によって有償となることがございます」とも書かれています。対象はパネルに限られ、パワコンなど他の製品はそれぞれの保証書で確かめる必要があります。

システム機器保証は、同社の機器でそろえた場合

パワコン・接続箱・ケーブル・架台なども含めて保証する「システム機器保証」(15年)もあります。カタログでは、同社が定める対象機器を購入した場合にシステムごと保証するとされ、HEMS(家の電気の使い方を見える化・制御する機器)と蓄電池は対象外、一部の他社製品も対象外です。他社のパワコンや蓄電池と組み合わせる場合は、どこまでが保証の範囲かを見積もりの段階で確かめましょう。

海の近くでは「塩害」の条件を確かめる

NER108M460B-NEの取扱・設置説明書には、塩害地域への設置について次のように書かれています。

  • 海水や飛沫が直接かかる場所には設置できない
  • 塩害による破損や性能の低下は、保証の対象外(免責)
  • 潮風を著しく受ける場所などの特殊な条件では、別途メーカーに相談する

福岡は玄界灘や有明海に面した市町が多く、海の近くのお宅も少なくありません。海の近くでは、設置場所が条件に当たるかどうかで、設置の可否や保証が変わるため、事前に確かめることが大切です。塩害の条件は型番ごとの取扱・設置説明書で確かめましょう。

パネルの寿命と、保証が切れたあとの考え方は、こちらで解説しています。

→ 太陽光パネルの寿命は何年?耐用年数との違いを解説

省エネ相談室の施工事例:福津市 9.20kW

省エネ相談室でもネクストエナジーの太陽光パネルを取り扱っており、施工事例に、ネクストエナジーのパネルを使ったお宅があります。

項目内容
場所福岡県福津市
パネルネクストエナジー NER108M460B-NE(460W)
枚数20枚
合計出力9.20kW

屋根の形と方位、日当たりを確かめたうえで、パネルの配置と枚数を決めた事例です。将来、蓄電池を追加できる構成にしています。

1枚460Wの高出力タイプを20枚で、合計9.20kWです。省エネ相談室の太陽光の施工事例107件では、合計出力の中央値が5.88kWで、9.20kW以上は10件でした。

→ 福津市 I様邸|太陽光発電9.20kW(ネクストエナジー)設置事例

この事例で使ったNER108M460B-NEは、2026年版の住宅用総合カタログで「在庫限定品」と表示されています。省エネ相談室の取扱メーカーのページでは、ネクストエナジーは最大465Wから最小125Wまでの4機種(うち防眩タイプが2機種)を取り扱うとしています。どの型番を載せるかは、見積もりの時点の型番で確かめてください。

→ 太陽光発電・蓄電池の取扱メーカー一覧

容量ごとの発電量の目安は、こちらでご覧いただけます。

→ 太陽光発電の発電量の目安|容量別・福岡の月別データ

ネクストエナジーのパネルを選ぶ前に確かめたいこと

屋根の形に合うタイプか

ネクストエナジーは、大きな高出力タイプと、小さなパネルを組み合わせるタイプの両方をそろえています。製品ページによると、他の同社製パネルと屋根の面ごとに組み合わせて設置することもできます。

どのタイプを何枚載せるかは、屋根の形・広さ・方位で変わります。見積もりでは、型番・枚数・合計出力(kW)が書かれているかを確かめましょう。

→ 太陽光パネルを載せられる屋根は?屋根材・形状と雨漏りの注意

保証書に何が書かれるか

前の章のとおり、型番によって付く保証が違う場合があり、経済損失補償やシステム機器保証には条件があります。契約前に、次の点を販売店に確かめておくと安心です。

確かめること理由
パネルの型番と、付く保証の種類型番によって付く保証が違う場合がある(両面発電タイプのパンフレットには経済損失補償の記載がない)
パワコン・蓄電池のメーカーシステム機器保証は同社の対象機器でそろえた場合。蓄電池・HEMSと一部の他社製品は対象外
設置場所と、塩害の条件塩害の条件は型番ごとの説明書で確かめる(NER108M460B-NEでは、海水や飛沫が直接かかる場所は設置できず、塩害は保証の対象外)
売電と自家消費の割合経済損失補償の対象は売電収入だけ

評判は「パネル」と「施工」を分けて見る

メーカー名で調べると、評判や口コミの記事がたくさん出てきます。ただ、発電量の満足度は屋根の向きや日当たり、施工の丁寧さにも左右されます。パネルそのものの性能と保証はメーカーの資料で、工事の品質は施工会社の実績で、分けて確かめるのがおすすめです。

価格は見積もりで確かめる

パネルの価格は、型番・枚数・屋根の工事の内容で変わります。見積もりを比べるときは、総額を合計出力(kW)で割った1kWあたりの金額と、何が含まれているかで見るのが確実です。

→ 太陽光パネルの価格の目安|1kWあたり・1枚あたり

→ 太陽光の見積もりの見方|単価・内訳・シミュレーションの確認点

他のメーカーのパネルも比べたい方へ

省エネ相談室の施工事例で多いハンファジャパン(Qセルズ)と長州産業のパネルは、それぞれこちらで解説しています。

→ ハンファジャパンの太陽光とは?Qセルズとの違い・保証

→ 長州産業の評判は?太陽光・蓄電池のスペックと寿命を解説

取り扱っているメーカーごとの仕様と施工事例は、こちらのページでまとめています。

→ 太陽光発電・蓄電池の取扱メーカー一覧

省エネ相談室へのご相談

省エネ相談室では、屋根の形と方位、電気の使い方を確かめたうえで、どのパネルを何枚・何kW載せられるかを含めたプランとお見積りをご案内しています。調査・お見積りは無料です。

省エネ相談室でもネクストエナジーの太陽光パネルを取り扱っています。ネクストエナジーのパネルを検討している方、他社の見積もりをお持ちの方も、お気軽にご相談ください。無理な営業はいたしません。

無料相談・お見積りはこちら

施工事例は、メーカーや容量とあわせて一覧でご覧いただけます。

→ 太陽光発電の施工事例の一覧

よくある質問

ネクストエナジーはどこの国のメーカーですか?

日本の会社です。ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社は2003年創立で、本社と商品技術センターは長野県駒ヶ根市にあります。パネルの製造国は、今回確かめた住宅用の総合カタログと製品ページには、記載が見当たりませんでした。

ネクストエナジーの太陽光パネルの保証は何年ですか?

主な住宅向けの型番では、製品保証15年・リニア出力保証30年・経済損失補償10年です。リニア出力保証は、30年目に出力の87.4%(NER108M465B-BEは88.85%)を保証します。型番によって付く保証が違う場合がある(両面発電タイプのパンフレットには経済損失補償の記載がない)ため、保証書で確かめてください。

経済損失補償とは何ですか?

パネルの不具合や、出力が保証値を下回ったことで生じた経済的な損失を、最大6か月分補償するネクストエナジー独自の制度です。保証開始から10年以内が対象です。補償されるのは売電収入(固定価格買取制度で売る分)だけで、自家消費の分は対象外です。

福岡に営業所はありますか?

あります。会社の公式サイトによると、福岡営業所は福岡市博多区博多駅前にあり、2019年4月に開設されました。

海の近くの家にも設置できますか?

NER108M460B-NEの取扱・設置説明書では、海水や飛沫が直接かかる場所には設置できず、塩害による破損や性能の低下は保証の対象外とされています。潮風を著しく受ける場所は、メーカーへの相談が必要です。塩害の条件は型番ごとの説明書で確かめられるので、海の近くのお宅は、設置場所の条件を販売店・施工会社に確かめましょう。

まとめ

  • ネクストエナジー・アンド・リソースは、2003年創立、本社が長野県駒ヶ根市の太陽光発電の会社。福岡市にも営業所がある
  • 住宅向けのパネルは8型番。460W級の高出力タイプ、千鳥配置ができるコンパクトタイプ、反射を抑えた防眩「墨黒」、台風・積雪に強い高耐荷重タイプ、両面発電タイプがある
  • 主な型番の保証は、製品保証15年・リニア出力保証30年(30年目87.4%)・経済損失補償10年。型番によって付く保証が違う場合がある
  • 経済損失補償は売電収入だけが対象。システム機器保証は同社の対象機器でそろえた場合。塩害の条件は型番ごとの説明書で確かめるなど、条件を見積もりの段階で確かめる
  • 省エネ相談室でもネクストエナジーの太陽光パネルを取り扱っている(取扱メーカーのページでは4機種・うち防眩2機種)。福津市のお宅にNER108M460B-NEを20枚、9.20kWを設置した施工事例がある。型番は見積もりの時点で確かめる

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