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蓄電池の悪質業者を見分けるには?勧誘の言葉と価格の確かめ方
蓄電池の悪質業者を見分けるには?勧誘の言葉と価格の確かめ方

蓄電池の訪問販売で悪質な業者に当たらないためには、言われた言葉ごとに何を確かめるかと、見積もりの価格が国の資料の水準から大きく外れていないかの2つを押さえておくことが役に立ちます。

  • 言葉:国民生活センターは、蓄電池の勧誘で「今なら工事費、設置費無料」「補助金の申請は代行する」「国の補助金が出るので安くなる」などと言われた相談を公表しています
  • 価格:国の資料では、補助金を使わない家庭用蓄電池の標準的な水準が1kWhあたり17〜22万円とされています。見積もりを1kWhあたりに直して、大きく外れていないかを確かめられます

行政処分を受けた事業者の調べ方と、全国の相談の傾向は、こちらの記事で紹介しています。

→ 太陽光発電の悪質業者一覧はある?行政処分の調べ方と手口

蓄電池の訪問販売で確かめる2つのこと。言われた言葉(今なら工事費・設置費無料、補助金の申請は代行する、国の補助金が出るので安くなる)ごとに確かめ、見積もりの価格を1kWhあたりに直して国の資料の水準17〜22万円と比べる

蓄電池の訪問販売で言われる言葉と、確かめること

言われたこと公表元確かめること
「今なら工事費、設置費無料」国民生活センター工事費が「無料」でも、総額がいくらかで比べる。1kWhあたりの価格に直す
「補助金の申請は代行する」国民生活センター(実際には申請されていなかった相談)補助金の正式な名前、申請を誰がいつ行うかを書面に残す
「国の補助金が出るので安くなる」国民生活センター補助金の正式な名前と、受付中かを公式サイトで確かめる。国の蓄電池補助金(DR補助金)は2026年分の受付を5月29日に終えています
電力会社の関連会社を名乗る/「電気料金が安くなる」国民生活センター会社名と勧誘の目的を確かめる。電力会社と本当に関係があるかは、電力会社に自分で確かめる
余った電気は売るより蓄電池にためたほうが得、という説明国民生活センターが注意国民生活センターは、必ずしも売電より自家消費のほうが得とは限らないと呼びかけている。電気の使い方で試算してもらう
「点検が義務化された」と点検を持ちかけ、蓄電池の購入につなげる伊勢市・鳥取県点検は、設置した会社かメーカーに自分から頼む(点検商法の記事へ)

※国民生活センター「家庭用蓄電池の勧誘トラブルにご注意!」(2021年6月公表)、三重県伊勢市・鳥取県の注意喚起をもとにしています。国民生活センターの相談事例とアドバイスの要点は、上の行政処分の記事で紹介しています

国の蓄電池補助金の今の状況は、こちらにまとめています。

→ 蓄電池の国の補助金|2026年のDR補助金の金額と今使える制度

点検商法については、こちらの記事でまとめています。

→ 太陽光の点検商法に注意|「無料点検」「義務化」と言われたら

見積もりの価格が、国の資料の水準から外れていないかを確かめる

1kWhあたりに直して、国の資料の水準と比べる

国の資料(経済産業省の検討会・2024年11月)では、家庭用蓄電池の価格について、次の水準が示されています。

水準1kWhあたり
補助金を使わない場合の標準的な水準(事業者へのヒアリング)設備費15〜20万円+工事費2万円(合計17〜22万円)
補助事業で導入された機器の実績(2023年度の平均)設備費11.1万円+工事費1.0万円(合計12.1万円)

※資料には、税込か税抜かの明記がありません

見積もりの総額を蓄電池の容量で割ると、1kWhあたりの価格がわかります。

  • 例:10kWhで300万円 → 1kWhあたり30万円(仮の数字)

この例は、補助金を使わない場合の標準的な水準(17〜22万円)を大きく上回ります。高いこと自体が「悪質」の証拠になるわけではありませんが、なぜその価格なのか(機種・保証・工事の内容・撤去など)を、書面で説明してもらいましょう。

※太陽光パネルとセットの見積もりは、太陽光の分を分けてから計算します。セットの価格の見方は、こちらの記事で解説しています

→ 太陽光と蓄電池のセット価格は?容量の組み合わせ別の相場

容量の書き方にも注意

蓄電池の容量には、カタログに書かれる「蓄電容量」と、実際に使える「実効容量」があり、値が違うことがあります。どちらの容量で見積もりが書かれているかをそろえないと、1kWhあたりの価格を正しく比べられません。

見積もりの価格を確かめる手順。総額300万円を容量10kWhで割ると1kWhあたり30万円(仮の数字)で、補助金を使わない場合の標準的な水準17〜22万円を大きく上回る

見積書で確かめたい項目と、複数の見積もりの比べ方は、こちらの記事にまとめています。

→ 蓄電池の見積もりは何社?見積書で確かめる項目と比べ方

契約してしまったら

訪問販売で契約した場合は、クーリング・オフや、うその説明による契約の取消しができる場合があります。迷ったら、消費者ホットライン「188」に電話して、お近くの消費生活センターなどに相談してください。くわしくは、こちらの記事で紹介しています。

→ 福岡の太陽光・蓄電池業者選びで確認できる6つのこと

省エネ相談室では、無料でシミュレーションをしています。お気軽にご相談ください。

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よくある質問

「工事費は無料」と言われました。お得ですか?

工事費が無料でも、総額が安いとは限りません。総額を蓄電池の容量で割って1kWhあたりの価格に直し、ほかの会社の見積もりと比べてください。

「補助金の申請は代行します」と言われました。任せて大丈夫ですか?

補助金の正式な名前、受付中かどうか、申請を誰がいつ行うかを確かめ、書面に残してください。国民生活センターには、申請を代行すると言われたのに実際には申請されていなかった相談が寄せられています。

見積もりが高いかどうか、どう判断すればいいですか?

総額を蓄電池の容量で割って、1kWhあたりの価格に直してください。国の資料では、補助金を使わない場合の標準的な水準は1kWhあたり17〜22万円(設備費15〜20万円+工事費2万円)です。大きく外れているときは、理由を書面で説明してもらいましょう。

まとめ

  • 言われた言葉ごとに確かめる:「工事費無料」は総額で、「申請代行」「国の補助金」は制度名と受付状況と担当者を書面で、「電力会社の関連会社」は自分で確かめる、「ためれば得」は試算してもらう
  • 価格:見積もりを1kWhあたりに直し、国の資料の水準(補助金なしで設備費15〜20万円+工事費2万円)と比べる。外れていたら理由を書面で
  • 見積書の確かめ方:見積もりの記事へ

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